気象台は霧島連山の新燃岳について、火山活動が低下傾向にあるとして噴火警戒レベルを「3」から「2」に引き下げました。

新燃岳は、6月22日に7年ぶりに噴火して以降、噴火と停止を繰り返していましたが、気象台によりますと、先月8日以降、噴火は観測されておらず、火山活動は低下傾向にあるということです。

このため、火口から2キロを越える範囲に影響を及ぼす噴火の可能性は低くなったとして、気象台は17日午前11時、新燃岳の噴火警戒レベルを「3」から、火口周辺規制の「2」に引き下げました。

(えびの市 中山義彦市長)
「(噴火警戒レベルの)数字が下がってきて、(えびのに)お見えになる方の安心度というのが高まっていって観光の復興に繋がっていけばいい」

ただ、新燃岳では、火口直下を震源とする火山性地震が多い状態で経過していて、気象台は火口からおおむね2キロの範囲では警戒するよう呼びかけています。