今年の夏の暑さの影響が意外なところに現れています。それが「蚊」の活動です。
この夏は暑すぎて「蚊」の活動があまり活発ではなかったようですが、暑さが少しやわらいだ今の時期、注意が必要なのだそうです。専門家に聞きました。

蚊にさされて赤くはれている皮膚。


宮崎市に住む30代の女性は、先月29日の夜、寝ていたところ、10か所以上、蚊にさされたということです。

夏に活動が活発になるイメージのある「蚊」。
しかし、今年は、ある異変が…


(南九州大学環境園芸学部 新谷喜紀教授)
「今年の夏は特に暑かったので、暑い時間帯に蚊はあまり活動しない。この辺にいる蚊は暑さが苦手なので、暑さがだんだん和らいできたこの季節から活発になって、私たちが刺される回数も多くなるのでは」


新谷教授によりますと、蚊の活動が特に活発になるのは、気温が25℃から30℃程度。


今年の夏は、連日続いた暑さの影響からか、蚊の活動も例年より落ち着いていたとみられています。


その分、気を付けなければいけないのが、暑さが和らぎだしたこれからの季節。