来年春のセンバツ甲子園につながる重要な大会、秋の九州高校野球県予選の決勝戦が行われ、宮崎学園と小林西が激突しました。

(山崎直人記者)
「夢のセンバツ甲子園に向けて、九州大会へ弾みをつけるべく宮崎学園と小林西が県ナンバーワンの座をかけて戦います」

九州大会への出場を決めた2チームによる決勝戦。

初回に1点を先制した小林西は、3回、ランナーを1塁に置いて、2番・庄司のレフトオーバーのタイムリースリーベースで1点を追加。
続く3番・児玉にもタイムリーが飛び出し、リードを広げます。

追いかける宮崎学園は、8回、今年ソフトバンクに入団した河野伸一朗投手の弟、1年生の河野宗二朗が代打で登場、右中間への当たりで一気に3塁をおとしいれ、反撃ムードが漂います。
しかし、1点を返すにとどまり、流れをつかむことができません。

試合は、その後、小林西がさらに1点を加え、春夏あわせて13季ぶり、5回目の優勝を果たしました。

(小林西 庄司小哲主将・2年)
「何としても得点を取って何としても守ってという絶対にという気持ちで(ユニフォームが真っ黒に)。九州大会では優勝して春の甲子園に出ます」

(宮崎学園 吉留侑主将・2年)
「最後は執念で勝つという野球を目指してきた。決勝戦ではそれがうまくできなかったので、九州大会では執念をもっと強く持って試合に臨んでいきたい」

決勝を戦った小林西と宮崎学園は、10月25日から宮崎で開催される九州大会に出場します。