本格的に渡り鳥が飛来するシーズンを前に、宮崎県日南市では高病原性鳥インフルエンザの発生を想定した家畜防疫演習が行われました。

日南市の総合庁舎で行われた家畜防疫演習では、日南市や串間市の関係機関からおよそ60人が参加。
まず、参加者には既に今月、隣の韓国で高病原性の鳥インフルエンザが発生し、警戒レベルが高まっていることなどが説明されました。

30日の演習では日南市内の養鶏農場で発生したとの想定で、関係機関の連携や防疫体制の確認が行われました。

参加者は発生直後の消毒ポイントの設置や殺処分、それに、埋却の要領など、迅速な初動防疫の重要性を実感していました。

県内では、今年に入って串間市のブロイラー農場で1月に、高病原性の鳥インフルエンザが発生、およそ3万羽が殺処分されています。