沖縄の地で亡くなった先祖を思いながら多くの参加者が踊る「エイサー」

山内さんが暮らす宮崎市波島地区は、太平洋戦争中に、沖縄から疎開した人たちが多く移り住んだ場所。
今でも沖縄にルーツを持つおよそ70世帯が暮らしています。

夏祭りでは、沖縄の伝統芸能の一つ、エイサーが披露されました。

沖縄の旧盆に先祖供養のために、太鼓を叩きながら踊るエイサー。
遠く沖縄の地で亡くなった先祖を思いながら、多くの参加者が踊り、この日一番の盛り上がりをみせました。

(波島エイサー同好会 新垣盛政さん)
「私も含めて、波島に住んでいる沖縄の人たちは、エイサーを見て、一緒になって踊ったりして、エイサーが力になったと思う。その思いがだんだん強くなってきて、今年は終戦80年ということで、戦争はしたらいけないという思いを強く感じている」

(山内 武 さん)
「80年という年月が経っても、90年、100年、将来もずっと皆さんがエイサーをずっと、ずっと、続けていくという希望で、大いに頑張ってくださいと願いたい」