霧島連山の新燃岳では、17日も噴火が続いているとみられます。

こうした中、宮崎県都城市では大規模な噴火に備えて、路面清掃車の操作方法を学ぶ訓練が行われました。

国土交通省宮崎河川国道事務所が行った訓練には、新燃岳周辺の自治体職員や建設業者などあわせておよそ30人が参加しました。

参加者たちは、路面清掃車の操作方法を学んだあと、実際に灰を除去するブラシなどを作動させながら、清掃車を運転しました。

(参加者)
「新燃岳の地元なので、そういう時には一番最初にでないといけないので、ちゃんと覚えようという思いでした」

(国土交通省宮崎河川国道事務所 中島貴史事業対策官)
「そういう事態に陥った時には迅速に出動し、地域の皆様の生活に影響がないように地域の建設業者と協力しながら行いたい」

新燃岳では、15日に発生した噴火が継続しているとみられ、噴煙は、17日、最大で1500メートルの高さまで上がりました。

新燃岳の噴火警戒レベルは、「入山規制」の「3」が継続中で、気象台は、火口からおおむね3キロの範囲で大きな噴石などに警戒を、また、爆発による空振で窓ガラスが割れるなどの被害が出るおそれもあるとして、注意を呼びかけています。