霧島連山の新燃岳。けさにかけて、宮崎市でも降灰が確認されています。
きょうは午前に気象台が噴火を確認し、現在も噴火は続いています。(27日午後6時15分現在)
これは、きょう午前10時半に撮影された新燃岳の様子。噴煙が画面左側へ流れているのを確認できます。
鹿児島地方気象台は、きょう午前10時25分、監視カメラで新燃岳の噴火を確認しました。
この噴火は、現在も継続中で、噴煙は火口から300メートル上がり、南東へ流れているということです。
昨夜からけさにかけては宮崎市でもごく少量の降灰が確認されたほか、高原町では車のフロントガラスに火山灰が積もる様子も。
(高原町民)
「大変ですよ。灰も片付けないといけないし、噴火が収まることを願うばかり」
「うちの庭は雪が降ったみたいな感じになった。あとは、もうこれ以上大きくならないこと、収まってくれることを願っている」
新燃岳では、きのう、2400トンの火山ガスの放出を観測。
また、火山性地震が多い状態が続いていて、きょうは午後5時までに131回確認されました。
気象台は、火口からおおむね3キロの範囲で大きな噴石などに警戒を、また、爆発による空振で窓ガラスが割れるなどの被害が出るおそれもあるとして、注意を呼びかけています。