家で言うと設計図「印稿」

はんこづくりは、仕上がりをイメージした下書き「印稿」を書くことから始まります。

(相馬印ばん店5代目 相馬宗典さん)
「家で言うと設計図。設計図がいい加減なものになると、いくら良い大工さんがしっかりした家を建てても、図面が悪かったらおかしくなる感じで、一番要となるのが、この印稿だと私は思う」

筆と墨で文字を書き、白の絵の具で修正を繰り返します。

(相馬印ばん店5代目 相馬宗典さん)
「右と左でバランスが崩れるとはっきりわかる。そこは右も左も両方に曲線がいっているのかとか、あと、線と線の幅。そういう均等になっているのかとか、そういうところを注視しながら」