プロ野球・読売巨人軍で選手、監督として活躍した長嶋茂雄さんが亡くなりました。89歳でした。

キャンプ地として長嶋さんと深いゆかりのある宮崎県内からも追悼の声が挙がっています。

長嶋さんが60年間足しげく通った宮崎市のうどん店。
店内には、長嶋さんが来店した時の写真やサインなどが飾られています。

(県民)
「きょう朝、長嶋監督があの亡くなられたという訃報がありましたので、長嶋さんがよく行きつけで来られた重乃井さんにちょっとお昼、せっかくだから行こうか
ということでそういう気持ちも込めて」    
「この味をですねやっぱずっと残してもらいたいですよ」
「たぶん(長嶋さんも)懐かしがってるんじゃないですかね。この味をやっぱり・・」  


長嶋さんが初めて来店したのは現役時代の30代の頃。
練習を終えたユニフォーム姿とスパイクのまま訪れたそうです。

それ以降、毎年キャンプのたびに訪れるようになり、現役時代には大盛りの釜揚げうどんといなり寿司を注文していたということです。

また、監督時代には、長嶋さんの希望で店内のすべての釜を球場まで運び、選手たちにうどんを振る舞ったというエピソードも。

(元祖 釜あげうどん 重乃井 伊豫展子さん)
「皆さんに元気と勇気を与えていただいて、私たちも元気をいただきました。だから、そういうのを見ると、やはり現実を受け止めなきゃいけないんだなっていうのと、もう、本当にありがとうございましたと、そして、もうゆっくりされてくださいっていう・・・」

伊豫さんは「長嶋さんが愛したこの味をこれからも守り続けていきたい」と話しています。