強い甘味が特徴です。
ハウスの中の高い温度で栽培した「温室みかん」の初競りが宮崎市で行われました。
(武澤直穂記者)
「きょう、初競りを迎えたハウスみかんをいただきます。噛んだ瞬間に甘い果汁が溢れ出て、とてもおいしいです」
ハウスの中で人工的に高い温度で栽培することで甘味が強くなる「温室みかん」。
22日は、JAみやざき尾鈴地区本部管内で生産されたおよそ300キロの温室みかんが競りにかけられ、最高値のものは1箱5キロが8000円で競り落とされました。
温室みかんを含むハウスみかんの生産者は減少傾向にあり、現在、県内で栽培している農家は11戸だということです。
(JAみやざき尾鈴地区本部温室みかん研究会 渡辺芳朗会長)
「生産者がなかなか増えない、もしくは減る方向ということで、経営的には大変厳しいが、意地で残している。好きな方が手に取って、より多くの方に食べてほしいとつくづく思っている」
今年は天候に恵まれ上々の出来だという温室みかん。
7月から8月に出荷のピークを迎え、JAみやざき尾鈴地区本部では、今年、31トンの生産を見込んでいます。