ドナー登録は約56万人も 必要な数の移植ができない理由

現在、国内では、毎年2000人余りが骨髄移植を必要としていますが、去年、国内で行われた移植は1000件余りと、6割程度にとどまっているのが現状です。

ドナー登録している人はおよそ56万人いますが、なぜ、必要な数の移植ができないのでしょうか。

骨髄移植には、ドナーと患者の白血球の型・HLAが一致しなければならず、その確率は、兄弟間で4分の1、血縁関係のない人同士では数百から数万分の1と言われています。

また、骨髄バンクを通して提供できるのは、55歳までという決まりもあり、患者に適合する十分なドナーを確保するためには、今以上のドナー登録が必要なのです。

(日本骨髄バンク 水口詞代広報渉外部長)
「10年で約22万人の方がこのままですと年齢制限を迎えて登録を取り消しになってしまうということで、より若い世代の方のドナー登録をお願いしているところ」