8日、東京都立川市の小学校で、男2人が校舎内で暴れ、教職員にけがをさせる事件が発生しました。
これを受け、宮崎県と宮崎市の教育委員会は注意を促す文書を学校に通知しました。
8日、東京都の立川市立第三小学校に40代と20代の男2人が押し入った事件。2人は校長と教員に暴行を加えてけがをさせた疑いなどで、9日、送検されました。
こうした中、宮崎市内の小学校では・・・
(三浦功将記者)
「こちらの小学校は、正面玄関の扉に鈴を付けておりまして、来校者があったときには、このように音で近くの職員が気づくことができます」
(恒久小学校 岩切 淳 校長)
「非常にショッキングな事件で、どこにでもひょっとしたら起こりうるし、なかなか防ぐのが難しいなと考えている」
宮崎市の恒久小学校では、8日の事件を受け、学校に訪問する際のルールについてまとめたメールを保護者に向け配信しました。
しかし、学校の出入り口を封鎖することに関しては、課題もあるということです。
(恒久小学校 岩切 淳 校長)
「うちの学校は特に道路に面していて、塀も低いので、いろんなところから悪意のある方が侵入しようと思えば侵入できるので、不審者を見逃さない、そして、すぐに対応できる体制を学校全体で整えていくことが大切なことかと思っている」
事件を受け、県教育委員会と宮崎市教育委員会は、9日、それぞれ小中学校や高校などに対し、注意を促す文書を通知しました。
文書には不審者が学校内に侵入してきた際の対応の確認などが盛り込まれているということです。