老舗百貨店も制服廃止へ

服装を制服から変更する動きはデパートでも。

宮崎市の宮崎山形屋では、売り場の担当者をはじめ、ほとんどの女性従業員が制服を着用。

制服とともに90年の歴史を歩んできましたが、今月いっぱいで制服を廃止します。

(宮崎山形屋 黒木正孝総務課長)
「制服は今までの歴史があって、お客様に接した部分はあるが、これからの時代、制服から変えて取り組むということを今回決めた」

宮崎山形屋では、新たに「Y-スタイル」という従業員の身だしなみのガイドラインを設定。

男女ともに、接客などビジネスの場にふさわしく、品格やセンスを感じさせる服装の徹底を周知しています。

制服の廃止について従業員は…

(宮崎山形屋・服飾雑貨販売担当 巻野亜希さん)
「シックな中にもスタイリッシュさを出しておしゃれにするように気を付けている。自分自身のファン(客)を増やしていけるひとつの試みなのかなとも思っている」

(宮崎山形屋営業部 益田 翔 セールスマネージャー)
「堅苦しさもなくなって、仕事もしやすいと感じている」

(宮崎山形屋営業部 清水佳祐セールスマネージャー)
「時代の流れに合わせて、われわれも日々進化しているので、お客様にもご来店いただき買い物を楽しんでいただければ」

一方、馴染み客からはこんな声も…

(馴染み客)
「老舗百貨店という意味では、きちんとした制服のほうがこちらも大切にしていただいていると思える気がする。どの程度の私服なのかが不安でもあり、楽しみでもある」
「(今後)洋服とか買うときは(服装が)かっこいい店員にアドバイスしてもらったりするとうれしいかなと思う」