日南市の国道220号で進められている国道切り替え工事の現場で県内最長級となる38メートルの仮橋の設置が始まりました。

宮崎市内海と日南市富土区間の国道220号は大雨や土砂災害などによる通行止めや周辺住民の孤立状態が多発していることから国土交通省による防災事業が進められています。

このうち、国道の切り替え工事が行われている日南市鶯巣(おうさ)地区では19日から仮橋の設置が始まり、地元住民や関係者が現場を見学。

設置される仮橋の長さは県内最長級となる38メートルで19日は大型のクレーン車で橋げたのつり上げ作業が行われました。

今回の工事では作業の効率化を図ろうと「VRシミュレーション」や「デジタルサイネージ」など最新の技術が活用されていて、工事を担当している旭建設はこうした見学会を通して建設業のPRにつなげたいとしています。

(旭建設・工事部 松本愛海さん)「最先端の技術を使うことによって生産性や安全性が向上。働き方改革に取り組み、働きやすい環境になっている」

仮橋の仮設工事は2週間ほど行われるということです。