最強寒波の影響は宮崎県内にも及んでいます。きょうの最高気温は、県内すべての地点で10℃を下回りました。
今夜からは山沿いを中心に大雪となるおそれがあり、気象台は路面の凍結や農作物の管理などに注意するよう呼びかけています。(4日午後6時15分現在)

けさの最低気温が-1.3℃となった都城市。小学生たちが厚着をして登校していました。

(児童)
「寒かった。病気に気をつける」
「朝起きた時寒くて、すぐヒーターに行っちゃいました」

各地のけさの最低気温は、五ヶ瀬町鞍岡で-4.7℃、延岡市古江で-2.5℃などと山間部を中心に氷点下まで下がりました。

また、日中も気温が上がらず、宮崎市の最高気温は7.8度。

県内すべての観測地点で最高気温は10℃に届かず、特に、五ヶ瀬町鞍岡は、最高気温が-1.8℃と今シーズン初の真冬日になりました。

(宮崎市の街の人)
「日中にしては冷蔵庫の中身さわってるみたいに冷たい。突風吹いている間はすごく痛い耳とかさっきから痛くて」
「きのうよりかは寒い。風が)強い、冷たい・・・」
「(日中に寒いのは)珍しい。ホッカイロを貼っている」

この寒さの要因となっているのが、今シーズン最も強いと言われている寒気。
あさってにかけて九州南部に流れ込み、県内は山沿いを中心に今夜からあすにかけて大雪となるおそれがあります。

山沿いの標高の高いところで24時間に降る雪の量は、いずれも多いところで、あす午後6時までに15センチ、あさって午後6時までに5センチと予想されています。

また、山沿いの平地と平野部の標高の高いところでも、あす午後6時までの24時間で5センチの降雪が予想されています。

県内では、小林市とえびの高原とをつなぐ県道1号が積雪により通行止めとなっているほか、複数の箇所でチェーン規制となっています。

気象台は積雪や路面凍結による交通障害、それに、農作物の管理などに注意するよう呼びかけています。