宮崎県都城市では、プロ野球千葉ロッテマリーンズ2軍のキャンプが今年から新たに行われます。
キャンプ地の都城運動公園で整備が進められてきた屋内競技場やサブグラウンドなどがこのほど完成し、27日、落成式がありました。

都城運動公園の野球場周辺に整備されたのは、屋内競技場とサブグラウンド、それに投球練習場の3つの施設で、27日は関係者およそ60人が出席して、落成式が行われました。

完成した3つの施設は、今年から新たに千葉ロッテマリーンズ2軍が春季キャンプを実施することから、都城市が総事業費およそ28億円をかけて整備。

このうち、屋内競技場は、50メートル四方の人工芝アリーナで、最高地点は23メートル、打撃練習や守備練習ができます。

また、投球練習場は、屋根付きの6人立ちとなっているほか、サブグラウンドは、両翼およそ50メートルで内野の守備練習などに対応しています。

(都城市 池田宜永市長)
「スポーツによる集客も大きい、経済的効果も大きいと思うので、多くの皆さんに来てもらって、それが都城の活性化につながればいいなと思う」

3つの施設は、通常時は、スポーツクラブの練習や学校行事などで利用されるほか、大規模災害が発生した際には、避難所や備蓄品の保管場所といった防災拠点施設として機能することになっています。