帯状疱疹のワクチンは「生ワクチン」と「不活化ワクチン」の2種類

帯状疱疹を予防するには、ワクチンが効果的だといわれていますが、どのようなものなのでしょうか。

帯状疱疹のワクチンには、生ワクチンと不活化ワクチンの2種類があります。

まず、生ワクチンは50歳以上が対象で、接種回数は1回。妊娠中の人や免疫機能に異常がある人は接種できません。

接種費用は7000円から1万円ほどとなっています。

一方、不活化ワクチンは18歳以上が接種でき、接種回数は2回。費用は2回あわせて4万円ほどとなっています。

2つのワクチンの違いで大きく違うのが予防効果の持続時間です。

外山皮膚科の外山 望医師によりますと、生ワクチンはだいたい5年くらいで年齢が上がると効きがあまりよくないということです。

一方、不活化ワクチンは高齢になってもほとんど効果が落ちなくて今のところ10年以上もつと考えられています。

また、厚生労働省によりますと、副反応については、臨床試験で、接種した部位の痛みやかゆみなどが報告されていますが、重い症状はなく、安全性は確認されているということです。