霧島連山の新燃岳では火山性地震がやや多い状態となっていて、気象台は火山活動が次第に高まっているとして、今後の情報に注意するよう呼びかけています。

鹿児島地方気象台によりますと、新燃岳では9日午後3時までの10日間で火山性地震が258回観測され、やや多い状態となっています。

これを受け、9日は、気象庁機動調査班が新燃岳の地表の温度や噴気の上がり方に変化がないかなどを調査しました。

新燃岳では噴煙や地殻変動の状況に特段の変化は認められないものの、火山性地震が増加していて、今後、火山活動がさらに高まる可能性があります。

鹿児島地方気象台は、火山活動がさらに高まった場合、噴火警戒レベルを2の「火口周辺規制」に引き上げる可能性もあるとして、今後の情報に注意するよう呼びかけています。