鳥インフルエンザが発生した宮崎県川南町の養鶏場で、鶏舎の清掃や消毒など、すべての防疫措置が完了しました。
早ければ搬出制限区域は今月15日に、移動制限区域は26日に解除される見通しです。
県内で今シーズン初めてとなる鳥インフルエンザが発生した川南町の農場では、3日までにおよそ3万5000羽を殺処分。
また、鶏舎の清掃や消毒などすべての防疫措置が4日午後2時に完了しました。
県は、今月15日に半径10キロ以内にある114の農場から抽出して臨床検査などを実施し、異常がなければ当日に搬出制限区域を、26日に移動制限区域を解除する見通しです。
その後も10キロ以内の農場は監視強化区域として、毎日死んだニワトリの数を報告する義務があり、来年1月2日に抽出農場で行われる臨床検査などを経て、解除されます。
このほか、県は、特定家畜伝染病防疫指針に基づいた制限の例外措置に向けて国と協議を進めていて、3日までに区域内にある食鳥処理場2か所とふ卵場1か所が稼働を再開。
また、29の農場も移動が認められたということです。