読書に関する話題です
文化庁が17日に発表した昨年度の調査によりますと、ひと月に1冊も本を読まない人が6割以上にのぼることが分かりました。
この調査では漫画や雑誌は除いています。
全国で進む読書離れ、宮崎県内の実態はどうなのか、街の人に聞いてみました。
文化庁が公表した昨年度の「国語に関する世論調査」によりますと、1か月に読む本の数について「1冊も読まない」と答えた人の割合は62.6%で、これまでの調査で最も多くなりました。
実際どうなのか?街の人に聞いてみると…
(読書する派)
「小説は読みます。年間10冊くらい、読むのは」
「1か月に2~3冊くらい。気になる本が出たら買う」
一方、本を読まないという人は…
(読書しない派)
「暇なときは、ユーチューブとか動画を見てしまう」
「携帯電話見ている時間(が長い)」
「読む時間がない。普通に。学生の頃とかは読む時間があった」
文化庁の調査でも読書量が減っている理由として最も多かったのが「スマートフォンなどの情報機器で時間が取られる」でした。
「読書離れ」の影響は図書館にも。
宮崎市の県立図書館では、貸出しする本の数がコロナ禍以降減少傾向にあるといいます。
(宮崎県立図書館 下園名奈美さん)
「皆さまの興味が、外出することができるようになったので、そういった部分に移っているというのもひとつの要因ではないかと思っている」
こうした中、県立図書館では、今月26日からオンラインで利用できる電子書籍サービスを開始します。
このサービスでは、パソコンやスマートフォンなどで、いつでも本を借りて読むことができるほか、音声読み上げ機能を使って本の内容を耳で聞いて楽しむことができます。
(宮崎県立図書館 下園名奈美さん)
「24時間自分の好きな時間帯に(本を)手に取ることができる図書館になるので、いろんな方に手に取ってもらいたい」
MRTテレビ「Check!」では、番組の中でMRTアプリを利用して、視聴者に県民に1か月に本を何冊読むのかアンケートを取りました。

Q.月に何冊、本を読みますか?
(1)読まない 61% (2)1・2冊 23% (3)3・4冊 8% (4)5・6冊 2%
(5)7冊以上 6%
全国の調査とおおむね同じ結果となりました。
ちなみに、文化庁の調査では、ひと月に1冊も本を読まないと答えた人のうち、7割り以上がインターネットでは記事などを「ほぼ毎日見る」そうです。
読書離れは進んでいるものの、活字離れはしていないとも言えます。
電子書籍などのサービスもうまく活用して、読書を日常に取り入れたいものです。
※MRTテレビ「Check!」9月19日(木)放送分から







