今月1日の「防災の日」に合わせて、MRTとエフエム宮崎が2局合同で制作するラジオ番組が放送されました。
番組では、先月8日に発生した日向灘の地震について専門家が解説し、日ごろの備えを呼びかけました。

この特別番組は、2局合同で制作されたもので、MRTの粉川真一アナウンサーとエフエム宮崎の奥山真帆アナウンサーが進行役を務めました。

番組では、京都大学防災研究所宮崎観測所の山下裕亮助教や防災コンサルタントの黒木淳子さんらをゲストに迎え、先月8日に発生した日向灘を震源とする地震を振り返りました。

山下助教は現在、日向灘の地震活動は落ち着いているとしながらも、「割れ残りの領域がある」などとして、日ごろから防災の意識を持つよう呼びかけました。

(京都大学防災研究所宮崎観測所 山下裕亮助教)
「数十年に一回のことが今回起こっていますから、それくらいバランスが変わってしまっていることは認識していただく必要がある。いずれ数十年経つと、同じような地震は起こります。これは必ず起こります。呼びかけとしては、日頃の備えを見直してください、そして、防災行動をとってくださいということになります」

また、防災コンサルタントの黒木淳子さんは備えのポイントを説明しました。

(防災コンサルタント 黒木淳子さん)
「普段、家にあるものを、少し特売日とかに多く買っておいて、食べては備蓄して使うという、いわゆる『ローリングストック』と言われるものをやっていくことは大事かなと思います」

MRTラジオとエフエム宮崎では、今後もラジオを通して、県民の防災意識を高めていきたいとしています。