先月、県内で震度6弱を観測した地震への対応です。
宮崎県は、災害復旧事業や誘客事業などを盛り込んだ総額10億円余りの補正予算案を開会中の9月県議会に追加提案しました。

(宮崎県 河野俊嗣知事)
「日向灘の地震への対応等に必要な経費について措置するものであります」

9月県議会に追加提案された補正予算案は総額10億円余りで、地盤沈下した宮崎市や日南市の漁港の復旧整備費用に3億6000万円。

また、地震発生後、宿泊キャンセルが相次いだことを受けて、緊急誘客事業として2億円余りが盛り込まれています。

この緊急誘客事業では、県内旅行を促した旅行会社に対し、実績に応じて支援する事業や、宮崎観光のプロモーション事業の経費を助成することにしています。

このほか、南海トラフ地震などに備えた避難所環境の改善事業として、およそ3億1300万円を盛り込み、マンホールトイレの整備やトイレカーの導入などを実施することにしています。

一方、先月の台風10号の災害対応については、当初予算の災害復旧費を活用していて、対応しきれない場合は11月議会をめどに補正予算に編成することも検討しています。