土地取引の目安となる地価調査の結果が公表されました。
去年に引き続き再開発が進む宮崎市青島の地価の上昇率が宮崎県内トップとなりました。
地価調査は、県が県内295地点を対象に行ったものです。
それによりますと、今年7月1日時点での1平方メートルあたりの県の平均価格は、商業地が4万3500円で全国43位、住宅地が2万4800円で全国38位となりました。

県内では地価の下落が続いていましたが、住宅地は、今回、横ばいに転じたほか、商業地の下落率は4年連続で縮小しています。
最も価格の高い地点は、商業地が6年連続で宮崎市橘通西3丁目の「吉田ビル」で27万8000円、住宅地が34年連続で宮崎市神宮1丁目の10万4000円でした。


また、地価の上昇率は、商業施設の新規出店が相次ぐ宮崎市青島が住宅地・商業地ともに県内トップとなり、住宅地が青島1丁目で変動率5.5%、商業地が青島2丁目の「おみやげすずや」で変動率5.5%となっています。



県は今後の見通しについて「金利変動や大規模災害などの発生がなければ住宅地はプラス傾向が続き、商業地についても今後、下落率の縮小は続く見込み」としています。