先月、宮崎県内を襲った地震や台風などにより、住宅の屋根が被害を受けたケースが相次ぎました。
こうした中、人手不足となっているのが屋根の修理業者です。
業者は緊急の会議を開いて対策を協議しました。
台風10号に伴う突風で被害を受けた宮崎市の住宅。
6日も修理業者が雨漏りを防ぐためのブルーシートをかけるため、使えなくなった屋根瓦を取り外す作業にあたっていました。
(湯浅瓦工事店 湯浅晃生代表)
「ここまでひどいと、早く処置しておかないと、二次災害が起きた時が大変だから」
突風で屋根に被害があった人に話を聞いてみると…
(屋根の被害を受けた人)
「業者がいない、業者を探すのがみなさん大変みたい」
「工事自体をやるのは年明けになるかもしれないというのは聞いているので、できるだけ早急に近所の人も(業者に)動いてもらうようにはしてるみたい」
今回の台風10号に加え、県内では先月8日に日南市で最大震度6弱を観測する地震があり、その時も屋根に被害を受けた住宅がありました。
相次ぐ災害を受け、屋根を修理する業者が不足しているといいます。
こうした中、県屋根工事組合連合会は、5日夜、緊急の理事会を開き、対応を協議しました。
「台風10号で27件(屋根の修理要請が)来ている。日に日に増えていっている状況」
県屋根工事組合連合会に加盟している業者は33社。
連合会では、人手が足りていないことを受けて、九州の業者に応援を要請していく方針を固めました。
(宮崎県屋根工事組合連合会 中村和裕理事長)
「職人が不足している部分とか、高齢化している部分とかもあるし、応援の要請をして、日南市や宮崎市に来てもらう形で災害の復旧を早めたいと思っている」