保育士不足について探ります。宮崎県内の6月の求人倍率ですが、全体では1.19倍でした。
職業別にみると、保育士は1.6倍と、全体より高くなっていて、ほかの職業より人手が不足している傾向にあることを示しています。

少子化が叫ばれているにもかかわらずなぜ保育士の人手が足りていないのでしょうか。その背景を探りました。
採用試験を受けたい人がいない
宮崎市の認定こども園、高千穂幼稚園。
保育士と幼稚園教諭の2つの資格を持つ保育教諭が常勤と非常勤で合わせて15人働いている。

(保育士)「子どもたちの反応とかがすごく楽しそうだと、こっちも楽しくなる」

「最初ハイハイだった子が歩けるようになったり、トイレで成功したりとか、そういうのを見たらやりがいを感じます」
ここでは、園児を受け入れるための人員はそろっているが、園長には苦労していることがあるという。
(認定こども園 高千穂幼稚園・日高大介園長)「募集を出してもちょっとこなかったりとか、採用試験を受けたい人がいらっしゃらなかったりということが、ここ2年ほど続いたので」