7月に行われた参院選について、宮崎県内の年齢別の投票率が発表されました。

18歳と19歳の投票率の平均は26.37%で、これまでに行われた県内の国政選挙では、過去2番目に低くなっています。

県選挙管理委員会では、県内の市町村ごとに標準的な投票区を1か所選び、年齢ごとに投票率を算出しました。

その結果、18歳と19歳の投票率は9市の平均が23.15%、17町村の平均が29.25%で、全市町村の平均は26.37%となっています。

選挙権年齢が、20歳以上から18歳以上へと引き下げられた18歳選挙権は、6年前の参院選から適用されていて、今回の結果は、過去最低だった3年前の参院選をおよそ6ポイント上回ったものの過去2番目に低くなっています。

(宮崎県選挙管理委員会 児玉洋一書記長)
「(高校を)卒業した18歳19歳の方々については、県外に進学されるとかいう時に住民票を移動されないということで、その結果投票率が下がってしまうのが大きな要因ではないか。若者世代にも届くようなSNSを活用した選挙の啓発ですとかに取り組んで、何とか投票率を上げていきたい」

このほか、県内の年齢別の投票率は、70歳から74歳が68.05%と最も高く、最も低い20歳から24歳は26.05%にとどまっていて、若い世代の投票率の低さが改めて浮き彫りとなりました。