同じ失語症に悩む人たちが少しでも明るく過ごせるきっかけに
その後、樫元さんは「話し方教室」を再開し、今年5月には同じ失語症の人たちの力になりたいと、患者向けの教室を開講しました。
(樫元 洋さん)
「やっぱりこれはだめだ…と思って(教室を)やめようと思ったが、失語症の人がいると思って、よし、失語症の(人の)ためにやろうと思っている」

この日も、失語症を抱える人が自分の言葉で伝えられるようになりたいと樫元さんのもとを訪れました。
(樫元 洋さん)
「大体10秒くらい経ったらこう、こう、こう」
教室では、自己紹介文を大勢の人の前で読み上げるコツをアドバイス。
(樫元 洋さん)
「1回目よりも2回目、3回目で良くなった」

樫元さんは、同じ失語症に悩む人たちが少しでも明るく過ごせるきっかけを作りたいと意気込んでいます。
(樫元 洋さん)
「昔、アナウンサーとして活躍していたが、全然今はだめだが、自分の教え方で(患者には)生かしてもらいたいと思う」

失語症は脳卒中や交通事故などが原因で発症し、患者は全国に50万人いると推定されていて、樫元さんは、患者の交流も広げていきたいとしています。
※MRTテレビ「Check!」7月24日(水)放送分から










