珍しい自動販売機の話題です。

宮崎県宮崎市の旅館、小戸荘に設置されている自動販売機。
大正浪漫をテーマにした色とりどりの花のデザインが印象的です。


実はこのデザイン、小戸荘の女将が先代から代々受け継いできた帯の柄がモチーフになっているんです。


そんな、一際目を引く、自動販売機で売られているのがハヤシライスです。


(旅館小戸荘・3代目女将 薗田有美さん)
「女性が頑張った時代とか、女性の自立とか、そんな時代のものを受け継ぎながら、祖母の使ってたものでハヤシライスを売り出したいっていう。色んな思いが詰まった帯が自販機になりました」


昭和40年代から販売されていたハヤシライスを再現したその名も「復刻ハヤシ」。
そのお味は・・・

(下川祥子記者)
「噛めば噛むほど牛肉の旨みとお野菜の甘みがすごく口の中いっぱいに広がって、とっても美味しいです。昔懐かしい素朴な味わいです」

自動販売機では、このほか、鍋のスープや宮崎ブランドポークのスペアリブなどを買うことができ、旅館の味を自宅で手軽に楽しむことができます。


(旅館小戸荘3代目女将 薗田有美さん)
「お母さんたちが夕飯どうしようと思ったときに、小戸荘のハヤシライスがあるわ、って言って、うちのお店に買いに来てくれたらいいな。ってそういうのをちょっとニヤニヤしながら想像してます」

今後は、ハヤシライスと相性のいいパンや米なども販売していきたいということです。