1978年生まれで44年前からこの動物園で過ごすチンパンジー

進化を遂げたのは展示施設も。
チンパンジーをより本来の生息環境に近い形で展示しようと、2019年に「チンパンジーの森」を新設しました。
(宮崎市フェニックス自然動物園 竹田正人園長)
「リズ、おはよう。雨だね。こっち行ったら、雨しのげるよ。こっち行こう。こっち行こう」

こちらのチンパンジー「リズ」は、1978年生まれで44年前からこの動物園で過ごしています。
(宮崎市フェニックス自然動物園 竹田正人園長)
「このリズさんは、たくさん子どもを生んでくれたんですね。チンパンジーは、実は、メスが他の群れに嫁に行く。ですから、うちの動物園で生まれたメスと他の動物園のメスを交換して群れの中で新しい血が入ってくる」



動物園では、今年もほかの施設からメスのチンパンジーを受け入れ、次の世代につなげていきたいということです。
