17日、四国で震度6弱を観測する地震がありましたが、今月8日には、宮崎県内で震度5弱を観測するなど、地震が相次いで発生しています。
こうした中、防災グッズの需要が高まっていて、全国的に品薄となっているものもあるようです。
ホームセンターで取材しました。
宮崎市の「ハンズマン柳丸店」。およそ200種類の防災グッズを取りそろえています。
元日に発生した能登半島地震、今月8日に県内で震度5弱を観測した地震、そして、17日、四国で震度6弱を観測した地震。
相次ぐ地震を受け、防災グッズを買い求める人が増えているといいます。
(ハンズマン柳丸店 上門朋広店長)
「防災バッグなど、全国的に売れているのもあると思うが、入ってきてもすぐ売れたりとか、発注してもなかなか入ってこないものも、中にはある。あと、非常用トイレも発注はしているが、比較的早く売れてしまって、切れることが、今、多くなってきている」
19日、売り場では、防災バッグと簡易トイレが、ほぼ完売状態となっていました。
(ハンズマン柳丸店 上門朋広店長)
「この間(今月8日)、宮崎市でも地震があって少し揺れたが、その翌日くらいから売れ出して、一気になくなってしまった状態」
このほか、家具を固定するつっぱり棒や、長期保存食、保存水の売り上げも増えていて、防災グッズ全体の売り上げは、去年の同じ時期と比べて、およそ1.5倍に増えています。
(買い物客)
「災害が、今、多いから、いつ来るかわからないから、準備しておこうかと思って、早めにやっとったほうがいいかなと」
「水とか食べ物を備蓄しておこうかなと思って、寄ってみました」
店側では、入荷量を増やして対応しようとしていますが、防災グッズの需要は全国的に高まっていて、ものによっては半分ほどしか入荷できないこともあるそうです。
(ハンズマン柳丸店 上門朋広店長)
「南海トラフとかも騒がれていますし、今、備えの危機感を持たれてるお客さまが非常に多くなっているのではないかなと思います。災害のあととかは、商品が一気になくなってしまう場合がありますので、常日頃から準備をしていただくといいかなと思います」
災害が発生するたびに高まる防災意識。
いざというときに備えて、日頃からの準備と心構えが大切です。