宮崎県内でおよそ30万頭の家畜が犠牲となった口蹄疫の発生から20日で14年です。19日は県内で豚やイノシシの伝染病「アフリカ豚熱」を想定した大規模な防疫演習が行われました。
アフリカ豚熱は豚やイノシシに感染する伝染病で、これまで国内での発生は確認されていないものの、去年12月以降、韓国で、野生のイノシシへの感染が急拡大しています。
こうした状況を受け、19日は県庁や都城市役所など県内4つの会場で防疫演習が行われ、県や都城市の職員などおよそ110人が参加しました。
演習は、都城市の養豚農場でアフリカ豚熱が発生したとの想定で行われ、このうち県庁では、職員たちが移動制限区域や消毒ポイントの設定のほか、24時間以内に殺処分を完了させるなど初動の対応を確認しました。
一方、都城市では、県やJAの職員など80人が参加し、消毒ポイントの運営について実践的な演習が行われました。
演習では、参加者たちが自動で消毒液を散布する移動式のゲートの設置や手動の噴霧器の使い方などを学びました。
(宮崎県北諸県農林振興局・畜産担当 山岡ひろみさん)
「どのような疾病が、どの時期に発生しても、すみやかに対処できるように関係機関の意識を高めながら体制を整えることを念頭においている」
アフリカ豚熱は感染力が非常に強く致死率がほぼ100%の伝染病ですが、効果的なワクチンがないため、県では県内で発生した場合、口蹄疫と同じレベルの措置を取ることにしています。
(宮崎県家畜防疫対策課 坂元和樹課長)
「(アフリカ豚熱は)ワクチンもありませんし、野生イノシシに侵入してしまうと伝染病のコントロールも難しくなってしまうというような状況もあります。口蹄疫と同じあるいは口蹄疫以上にに危機感を持って、対応する必要があると考えている」
県はこうした演習などを定期的に実施し、関係機関との連携を強化したいとしています。







