ロシアによるウクライナへの侵攻が始まって2年余りとなる中、在日ウクライナ大使館から特命全権大使が宮崎県に訪れ、大学生らにウクライナの惨状、そして平和を訴えました。

宮崎産業経営大学を訪れたのは、駐日ウクライナ特命全権大使のセルギー・コルスンスキー氏です。

コルスンスキー氏は、およそ260人の大学生を前に講演し、ウクライナの歴史と戦争に至るまでの経緯を説明。

多くの国民が犠牲になっている惨状や、そんな中でも子どもたちが懸命に生きている現状などを語りました。

(駐日ウクライナ特命全権大使 セルギー・コルスンスキー氏)
「勇敢に頑張っている子どもたちを大人が見て、絶対に諦めないと決意している」

また、高校生も参加したパネルディスカッションも行われ、今回の戦争が国際社会にもたらす影響について意見が交わされました。

(鵬翔高校3年 小玉瑞季さん)
「本来両立しておくべき独立と平和という正義が、今回のロシアによる侵攻によって分離されている状況であることを世界は再認識するべき」

そして、参加者は日本に求められている役割について考えを発表しました。

(宮崎産業経営大学2年 橋本菜穂さん)
「日本の学生にできることとして、ウクライナの支援に向けて何ができるかということを命題にして、できるだけ多くの考えを取り上げ、その考えを発信していくことが大切だと思います」
(宮崎産業経営大学2年 佐保輝さん)
「最も重要だと考えることは、この戦争を風化させないことだと思う。今後、将来を担っていく子どもたちに今起きていることを正しく伝承していくことがとても大切なことだと思います」

最後に、コルスンスキー氏は学生たちに平和の尊さ、そして、ウクライナの思いを訴えました。

(駐日ウクライナ特命全権大使 セルギー・コルスンスキー氏)
「ご理解いただいたのは、ロシアとウクライナは違う国、違う民族で、違う文化で、そして、私たちが本当に希望しているのは違う将来を持つ国。ありがとうございました」

ロシアによるウクライナへの侵攻から2年余り。
コルスンスキー氏の話に学生たちは平和への思いを新たにしていました。