宮崎県内の学校で新学期が始まりましたが、今月、宮崎市の宮崎海洋高校に社会人として初めて編入した女性がいます。
それが東京都出身の女性。なぜ、縁もゆかりもない宮崎の高校にやってきたのでしょうか?
8日、宮崎海洋高校で行われた始業式。体育館の後ろから式を見守る女性がいました。
(宮崎海洋高校 岡部賢志校長)
「水産系の高校で学び直しをしたい、皆さんより年上の女性の方が本校の仲間に加わります」
東京都出身の三上多恵さん。
先月、山口県の水産大学校を卒業したばかりですが、今年度、宮崎海洋高校に初めて社会人の枠で編入しました。
8日から三上さんは海洋科学科の航海技術コースの2年生。少し緊張した様子でクラスメイトと顔を合わせました。
(三上多恵さん)
「きょうから、このクラスで皆さんと2年間一緒に勉強して行きたいと思います。まだ海洋高校のこと何も知らないので、いろいろ教えていただけたらと思います。よろしくお願いします」
船での仕事に興味があったことから、2022年に仕事をやめ、水産大学に入学したという三上さん。
船のエンジンなどを整備する機関士について学んでいましたが、次第に船を操縦する航海士に憧れを抱くようになりました。
そして、全国の水産高校に編入を相談したところ、宮崎海洋高校が受け入れを決めたということです。
(三上多恵さん)
「航海の方をあこがれていたので、海洋高校では航海を学んで、ずっと心残りだった高校生活もできるということで、宮崎海洋高校が一番温かく向かい入れてくれたので、ここに決めました」
(宮崎海洋高校 岡部賢志校長)
「(学校全体の)いい刺激になるんじゃないかなと、正直思っています。学びに対してもそうですし、将来の考え方だったりもそうですし、友達の捉え方もそうですよね、そういった意味では、いい意味で、いい広がりが出来ればと思っています」
クラスメイトとなる生徒たちは。
(クラスメイト)
「優しそうで話したら仲良くなれるかなと思う」
「年齢差はあるけど、仲良く過ごせたらいいなと思います」
実は、家庭の事情から高校を中退していた三上さん。これから始まる学校生活にも心を弾ませます。
(三上多恵さん)
「一番は、やり残した青春をめいいっぱい楽しむことです。立派な航海士になること」
海への夢を持つ仲間とともに、三上さんは新たな未来へ船出しました。







