1日は、専門学校の合同入学式も宮崎市で行われました。
その中には、将来、県内の飲食業界に就職を希望する外国人留学生の姿もありました。
宮崎総合学院が運営する7つの専門学校には、今年、外国人留学生およそ170人を含む842人が入学。
式では、川越宏樹理事長が「夢を実現するために1つ1つのことを実行してほしい」と祝辞を述べたあと、今年度、開校する宮崎こども・医療専門学校の木藤心胡菜さんが誓いの言葉を述べました。
(宮崎こども・医療専門学校 木藤心胡菜さん)
「栄えある1期生として、私の理想とする優しく凛とした幼稚園教諭になるという夢を実現させます」
新入生の中には、ミャンマーから来日した2人の外国人留学生の姿が。
2人は宮崎情報ビジネス専門学校が新たに創設した、外食産業への就職を希望する外国人留学生向けの奨学金を受けて来日しました。
この制度では飲食店が専門学校と連携して、日本語を学ぶ留学生の学費を負担。
卒業後に一定期間勤務すると返済を免除する仕組みになっています。
(ミャンマーからの留学生 シン・タン・チョウさん)
「日本を選んだのは、若い人のための機会がたくさんあるし、日本の文化もおもしろいから」
(ミャンマーからの留学生 タン・トウ・アウンさん)
「(学校では)日本語ももっと頑張って、日本の文化や日本人の仕事のやり方を頑張って(学びたい)。(仕事では)いいサービスを一生懸命頑張ってやりたい」
(宮崎情報ビジネス専門学校日本語課 大坪牧人課長)
「1年間日本語を勉強して、日本の生活を経験して、スムーズに就労につながると思っている」
また、2人の学費を負担する宮崎市の飲食店も、人手不足の解消とともに次のような期待を寄せています。
(コンフォートダイナー 竹井倫世副社長)
「(2人に)おいしい食べ物を知ってもらうことを長く続けてもらうことで、その後の将来、宮崎の食材の輸出にもつながっていくと考えていて、食品や宮崎の食の発信のひとつのもとになってくれればいいと感じている」