能登半島地震の発生から28日目。石川県輪島市ではペットと暮らす被災者を支援するため、獣医師が無料で診療や相談を行っています。

獣医師
「傷は大したことなさそうですよ」
被災者
「けっこう血出てたから…」
獣医師
「抗生物質の軟膏つけときますね」

石川県輪島市河井町の避難所に到着したペット用の移動診療車。車内にはレントゲンや超音波、血液検査の装置が装備されていて、28日は石川県獣医師会の獣医師4人が被災者の飼うイヌやネコを無料で診察しました。

被災者
「普段行っているところ(動物病院)が被災されているから。自分よりこいつが心配だから助かりました」
石川県獣医師会 山辺泰雅理事
「ペットの不安は被災された避難所のいる方の不安でもあるので、相談で少し不安を和らげてもらえればという思い」

能登半島地震の被災地ではペットと避難できる場所は少なく、一緒に過ごすために車中泊を続ける人もいて、県獣医師会は今後も支援を続けるとしています。