石川県輪島市の輪島港では14日、気象庁と国土交通省の職員によって機動式津波観測装置が設置されました。

輪島港に設置されている潮位計は、今月1日の能登半島地震による急激な土地の隆起で波の高さを観測することができなくなっていました。しかし、相次ぐ地震で津波への警戒が続いていることもあり、気象庁などが新たな津波観測装置を設置しました。

国交省 瀬水幸治 計画係長
「地震による地盤隆起で緯度経度がずれ、潮位計で正確な海面の測定ができなくなった」
気象庁 野崎太 調査官
「災害に対応するため電源や回線を独立させられる機動型の観測装置を設置した」

この観測装置で計測された海面水位の変化は、計器の調整が完了し次第、早ければ15日から気象庁のホームページでリアルタイムで公開されるということです。