様々な場面で活躍が期待される話題の対話型人工知能「チャットGPT」
石川県内ではある分野での活用を目指した研究グループが成果をあげました。

金沢大学医学類6年 田中雄大さん
「GPT-3.5ベースのチャットGPTで、日本の医師国家試験に受かるのかということに興味を持って研究を始めました」

医学部生らの研究グループが取り組んだのは、話題のチャットGPTを使った医師国家試験の問題への挑戦。医師国家試験は基本的に医学部生のみが受験対象の難関資格で、問題用紙にも難解な問題が並びます。

そのため、ただ問題を入力するのではなく、回答にもコツがいりました。

金沢大学医学類6年 田中雄大さん
「問題の内容を要約してもらって、そのあとに何個選択肢から選べばいいのか表示させている。その答えに至った理由を述べてもらっている」

チャットGPTに問題を英語翻訳させ、回答しやすいように内容をまとめさせるなど細かな設定を指示します。

第117回医師国家試験の問題(出典:厚生労働省)


このようにして今年2月に行われた医師国家試験の問題のうち、画像を使っていない262問を解いてみた結果は…