能登半島地震の発生から14日目。岸田総理が初めて被災地を訪れ、避難所や被災状況を視察しました。

午前10時半すぎ、航空自衛隊の輪島分屯基地に到着した岸田総理。救助や支援活動にあたる部隊を激励した後、避難所となっている輪島中学校を訪れ、避難者の衛生環境などについて説明を受けました。


避難所のスタッフ
「だんだんと衛生状態が悪いので、感染症が…。インフルエンザ、コロナ、ノロウイルス。(Q岸田総理:この避難所では?)出てます」


岸田総理
「県や市とも連携して、皆さんの未来に向けてしっかりと希望が持てるように努力いたしますのでよろしくお願いします」


現在も2万人余りの人が避難生活を余儀なくされる中、七尾市では被災者への新たな支援も始まります。13日に七尾港に入港した、民間の大型フェリー「はくおう」。避難者の一時的な宿泊施設として活用され、14日午後3時から受け入れが始まります。船内は大浴場やレストランなどを備え、希望者は1泊2日で寝泊まりすることができます。


今回の地震では、これまでに220人が亡くなり、このうち災害関連死は13人に上っています。