能登半島地震から2回目の週末を迎え、被災地では救助活動が続けられる一方で復旧に向けた動きも少しずつ始まっています。

石川県内ではこれまでに地震による犠牲者が220人に上り26人の安否が依然として分かっていません。避難所での生活が長引く中、被災地では2次避難に向けた動きが進んでいます。

13日午前9時ごろ、石川県輪島市河井町

学校再開のめどが立っていない輪島市では、市内3つの中学校の生徒約400人の集団避難について、250人の保護者から同意を得たと発表しました。また、珠洲市や能登町でも中学生の保護者に集団避難の意向を確認しています。

石川県・馳知事
「当面はまず3学期という学校スケジュールを踏まえた判断。中学生だから学習支援が必要」

珠洲市でも13日から被災住民の2次避難が始まりました。

2次避難を決めた女性
「住む家もないし、こんなことになるとは夢にも思わなかった。考える余地がなくて2次避難を決めた」

一方で被災地に残ると決めた人も…


住民
「1人で何もできんし、わからんし。方向音痴だしどこも行かれん。離れたくない、家族と」

珠洲市では順次、希望する市民を2次避難させる方針です。