最大震度7を観測した一連の地震で、被害が特に大きかった奥能登では全容を把握できない状況が続いています。

2日夜、石川県による5回目の災害対策本部員会議を開かれましたが、地震の震源に近い石川県珠洲市や輪島市について、県は倒壊家屋が多数あるとしているものの、詳しい数を把握しきれていません。また、能登地域を中心に県内14の市町で断水が続いています。
避難所は県内全域で開かれていて、あわせて347の避難所に2日午後9時半時点で約3万1811人が避難しているということです。
県内では1日の震度7以降、能登地方を震源とする震度1以上の地震を4日午前0時までに約220回観測しています。
3日夕方から4日にかけて、低気圧や寒気の影響で大気の状態が非常に不安定となる見込みで、少しの雨でも土砂災害の危険性が高まっています。地震の影響で地盤が緩んでいる場所では注意・警戒が必要です。