化学肥料や農薬などを使わずに農作物を育てる「有機農業」について知ってもら
、石川・内灘町の小学校で13日、出前授業が開かれました。
向粟崎小学校の5年生およそ40人を対象に行われたこの授業は、より安全で安心な農作物を育てる農業のあり方について普及活動を行っている、一般社団法人MOA自然農法文化事業団の細川洋幹さんが開きました。
細川さんは、化学肥料や農薬に頼らず、食の安全や環境に配慮した「有機農業」について、天候に左右されることなく、作物が力強く育つ環境を整えることができるほか、環境への負荷をできる限り減らせるメリットなどを紹介しました。
実際に授業を受けた5年生の男子児童は「肥料を使った野菜より有機農業の方が
値段が2~30円高いと言っていたけど、食べてみたいと思う」と話していました。
MOA自然農法文化事業団 細川洋幹さん
「(多くの農家が取り入れている)慣行農法がよくないという話ではなくて、両方の良い面と悪い面を知って選択できる力をつけてもらいたい」
児童たちは、落ち葉や草などを分解して作られた堆肥に実際に触れながら、有機農業の重要性について学びを深めていました。