秋といえば…スポーツの秋や読書の秋など様々な楽しみ方がある季節ですよね。その中でも、食欲と芸術の秋に注目、一緒に楽しめる作品を手がける金沢市の作家を紹介します。こだわりは美味しそうに見える作品です。

綺麗な焼き色がついたクロワッサンに、ふわふわのクリームパン。そして、メロンパンは…かばんに埋め込まれています。
見るからに美味しそうなパンを手がけているのは、金沢市の染色作家RicoPanさん28歳。

RicoPanさん
「もともとおいしそうなものが小さい時からすごく好きでおいしそうなものというよりも色とかでおいしそうかどうかで洋服の色を決めるとか。ミントチョコのアイスっぽいなとか、アンパンの焼き色みたいだなとかそういう子供だったので自然とこうなった」

RicoPanさんは、皮や布に染色しパンや果物、料理などをモチーフにしたバッグやアクセサリーを制作。追求するのはリアルさよりもおいしそうに感じるかどうか。

パンの香ばしさやパリッとした焼き色は皮に少しずつ染料を重ねることで調整していきます。RicoPanさんは染色のこだわりを「革がもともと立体になっているので、出っ張っているところが良く焼けそうだなとか考えながら焼きたての美味しそうな感じが出てくるように意識して染めている」と話しました。