LGBTQなど性的マイノリティーへの理解を促進する条例案について馳浩石川県知事は5日、改めて、9月議会での提出を見送った経緯を説明しました。
「“条例提出は時期尚早”“県民に丁寧に説明し理解を得るべきである”という意見が多くありました。より多くの県民の皆さんにご理解をいただけるための環境づくりを行う一定の時間が必要と考えて、9月議会での提案については見送ることにしました」(馳知事)
これを受け県議会第2会派・未来石川が知事室を訪れ、12月議会での条例案提出を要望しました。さらに12月の提出が再び見送られた場合、未来石川から条例案を提出する意向も示しています。
未来石川議員会 吉田修 会長
「ずるずる来年3月、来年6月とずっと先送りするのではなく、ゴールを(12月と)決めて提出いただきたい。提案寸前まできて見送りということになった。特に知事肝いりの条例なんだから、我々もしっかり後押ししていきたい」
一方、多様な社会への理解を求めて活動を行っている金沢レインボープライドは条例案提出の見送りについて次のように述べました。
「ぜひ、10月のイベントに知事も参加いただき、盛り上げてほしい。12月かどうかわからないが、次のタイミングで条例について提出できるような方向に議員の方々含め県民の方の理解がぐっと上がっていくことを望みたい」(金沢レインボープライド 松中権共同代表)
金沢プライドウィークは10月7日から3日間開かれ、性の多様性を知り理解を深めるトークセッションや茶会、最終日にはタレントのアンミカさんらが参加してのパレードが行われます。