厚生労働省の薬事・食品衛生審議会の専門部会が21日開かれ、金沢大学の研究チームが開発に大きく関わった認知症治療薬「レカネマブ」の承認が了承されました。
「レカネマブ」はことし1月、製薬会社のエーザイが国へ承認申請した軽度のアルツハイマー病や病気発症前の軽度認知症の患者を対象とした新薬で、承認されれば認知症治療薬としては国内では初めてとなります。
金沢大学の小野賢二郎教授らの研究グループは、アルツハイマー病の原因となる「アミロイドβ」というタンパク質の解明を進めるなかで、新薬の効果を初めて映像で捉えることに成功していました。