7日から始まった航空自衛隊とイタリア空軍による初めての共同訓練にあわせ、防衛省と地元住民が基地周辺に響く戦闘機の騒音を調査しました。
航空自衛隊小松基地(石川県)から飛び立つ、イタリア空軍のステルス戦闘機F35A。騒音区域に住む住民でつくる小松飛行場周辺整備協議会が立会う中、近畿中部防衛局は8日、小松基地の周辺で戦闘機の騒音測定調査を行いました。今後小松基地にも配備される予定のF35Aは、電車が通過した時のガード下と同程度となる最大102デシベル(速報値)が測定されました。協議会は小松基地に対し飛行経路なども確認していきたいとしています。
小松飛行場周辺整備協議会 小前田彰 会長
「F35Aは少し早く海側の方に行ったのが懸念される。飛行経路を守ってもらうことをこれからも要望していきたい」
一方、会見でイタリア空軍のアルベルト・ビアバッティ中将は“強いパートナーシップをさらに強化できた”と述べ、訓練の成果を強調しました。
イタリア空軍 アルベルト・ビアバッティ中将
「イタリア空軍を今回、航空自衛隊が招待してくれたこと大変うれしく思う。今後、さらに実りある連携のために良い実績になる」
共同訓練は、10日まで行われます。