去年8月の記録的な大雨から一年、石川県小松市では6日夜、復興祈願祭が開かれ、打ち上げられた花火に住民らは復興への決意を新たにしていました。

打ち上げられた花火を見る中海地区の子どもたち

復興祈願祭は水害被害の大きかった中海校下公民館が多くの支援に感謝し企画しました。中海小学校の体育館には児童手作りの願い事が書かれた横断幕が掲げられ中海町に住む高校の非常勤講師、松登繁隆さんが去年8月の大雨を映像などで振り返りながら「この地域は地形的に雨の被害にあいやすく日頃から防災意識を高く持ちましょう」と訴えました。

児童が書いた短冊



復興祈願祭を主催した中海校下公民館・杉本浩司館長
「復興に向けて頑張っているんだよということを伝えると共に、住民に元気な力を与えたいなと思っています」

午後8時からは復興祈願花火大会が開かれ打ち上げ花火が夏の中海の夜空を彩りました。

中海地区の住民は…
「水につかって家もボロボロになったが、皆さんのおかげで復興できて、このような会も開いてもらえて本当によかった」
「ようやく1年たったなという感じ、まだまだ皆さん大変だと思うが、同じ地区にいるのでまた何か手伝いができたらなと思う」

地元の住民たちは力を合わせさらに復興に向けて前進できるよう決意を新たにしていました。