新型コロナウイルスの感染者数について、石川県内では緩やかな増加傾向が続いています。県は「夏に一定の感染拡大が生じる可能性がある」として注意を呼びかけています。
県によりますと7月16日までの1週間に県内48の定点医療機関から報告された新型コロナの新たな感染者は、前の1週間に比べ185人増え628人で、1医療機関あたりの患者は13・08人です。
県はこうした状況について、「緩やかな増加傾向が続いている」としています。去年の同じ時期には1医療機関あたり16・56人の感染報告があり、その後、去年8月15日の週には去年のピークとなる53・98人に激増。8月19日には、全数把握の統計として最多の2885人の感染が確認されました。
21日の記者会見で馳知事は「過去の状況も踏まえると今後、夏に一定の感染拡大が生じる可能性がある」と述べ、人との接触機会が増え感染リスクが高まるお盆の時期などを控え県民に注意を促しています。