戦後78回目の夏を迎え、若い世代へ記憶を語り継ぐことが課題です。

明治維新から第二次世界大戦までの県出身戦没者、3万2,838柱を追悼する石川県主催の戦没者慰霊式。

会場が金沢市の野田山からいしかわ総合スポーツセンターに移って10年目となる今回は、4年ぶりの通常開催となりました。

いしかわ総合スポーツセンター(石川県金沢市)

しかし遺族の高齢化が進み、参列者はコロナ禍前の半分ほどの約1,000人でした。

参列者はコロナ禍前の半分ほどの約1,000人

そうした中9歳から15歳の戦没者のひ孫たちも参列し祭壇に菊の花を捧げました。

若年遺族代表の一人(15歳):「自分以外の若い人たちにもこういう事があったんだよというのを知らせて、そういう機会を増やしていけば戦争って無くなるかなと思った」

ひ孫たちも献花

県遺族連合会の会員数は、5年前の約1万人から去年は約7,500人と年々減少していて、会では若い世代に記憶をしっかりと継承していきたいとしています。