断水で「掃除が出来ない」…今後も土砂災害に警戒を
一方、津幡町中山地区など津幡町の10地区では14日午後5時時点で221世帯で断水が続いていて、町が住民に飲料水を配布しました。住民らは「水置いておくぞ」「ありがとう」と声を掛け合います。しかし、飲料水だけでは足りません。

住民は
「トイレも壊れて使えない。風呂も使えん。トイレも使えん」
県によりますと、津幡町やかほく市など4つの市と町で床上や床下浸水など、あわせて91棟の住宅への被害が確認されています。泥だらけの家を片付ける住民からは、「今日の朝方には大丈夫と言いながら、まだ全然だめ。掃除するのに水がないとどうにもならない」と一刻も早い復旧を願う声が聞かれました。津幡町では14日中に全ての世帯で断水の解消を目指しています。


15日は前線が東北地方に停滞する見込みですが、明け方にかけて強い雨の降る所があるでしょう。15日午後6時までの24時間に降る雨の量は、多いところで60ミリと予想されています。
降り始めからの雨量はかほくで300ミリ近くと記録的な大雨となっていて、そのほかの地域を含め少しの雨でも土砂災害の危険度が高まるおそれがあります。引き続き15日昼前にかけて、土砂災害に注意・警戒してください。