全国チェーン店でも、地元で取れた新鮮なネタを楽しみたい!大手回転寿司チェーンが、各地で水揚げされた地魚を提供する試みで、地元客の取り込みを図ります。
北陸3県のくら寿司は、福井県の越前若狭で水揚げされた石鯛やいさき、かじきなどの旬の天然地魚5種を1皿税込み240円で提供します。
記者
「かじき、いただきます!とってもおいしい。魚がとても新鮮でやわらかい」
大手回転寿司チェーンには魚をさばく職人が店舗にいないなど、様々な課題から地魚の提供が困難でした。
くら寿司は2010年から「天然魚プロジェクト」を開始し、漁業関係者や水産会社とネットワークを再構築。独自の流通システムを実現し、地産地消ならぬ「地魚地食(じざかなじしょく)」を銘打つ取り組みを全国で始めました。画一的なメニューを全国どこでも提供できることが強みの大手回転寿司チェーンでは初めての試みだということです。
くら寿司 広報部 小山祐一郎さん
「“リーズナブルで手軽に召し上がってもらいたい”というのは変えず、強みを生かして。今までご当地の回転寿司店が得意としてきたところを、私たちのような全国に展開している回転寿司でもチャレンジできないかと」
今後は、石川県産の地魚も提供できるよう態勢を整えたいということです。“くらの逸品シリーズ北陸編”は、石川県内では4店舗(高尾台店・金沢入江店・松任店・小松店)で15日からスタートし毎週土曜と日曜に行われます。
※毎週1種ずつ提供